Game Changer~パラスポーツで社会を変える~

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東京2020パラリンピック競技大会開催目前企画!
オランダ大使館が共生社会を目標とする参加型オンラインイベントを開催

Game Changer~パラスポーツで社会を変える~』819日(木)16時より
~プロジェクトが生んだ実り多き協力関係や功績について発表します~

 

  • このオンライン会議の録画は、YouTubeチャンネルにてご覧いただけます。
  • ゲーム・チェンジャー・プロジェクトのデジタル冊子こちらからダウンロードいただけます。

  
オランダオリンピック委員会・スポーツ連合(以下NOC*NSF)は、駐日オランダ王国大使館支援のもと、 日本スポーツ振興センター(以下、JSC)、協力自治体(足立区、江戸川区、西東京市)と協働し、共生社会を目標とする『Game Changer~パラスポーツで社会を変える~』プロジェクトの参加型オンライン会議を8月19日(木)に開催いたします。本プロジェクトを通じて、共生社会の実現を先進的に進めるオランダから、これまでアスリートや指導者が協力自治体に来日し、パラスポーツを通じた交流活動などを展開してきました。東京2020パラリンピック競技大会開催を目前に、今回のオンライン会議では、これまでに生んだ実り多き協力関係や功績を、皆さまと共に振り返ります。日本とオランダ両国からのプロジェクト参加者、専門家、協力パートナーが参加し、パラスポーツに関する体験談や知見を共有します。スポーツを通し、障がいのある人々の社会参加の重要性や、プロジェクトの将来性について、共に考えていく機会となることを目指しています。

【オンラインイベント概要】

タイトル: 『Game Changer~パラスポーツで社会を変える~』プロジェクト会議

日程: 2021年8月19日(木) 16:00-17:30(日本標準時)/09:00-10:30(中央ヨーロッパ時間)

場所: オンライン(事前登録: https://nlinjp.com/GameChanger0819

Game Changer, Edogawa-ku
画像: ©NOC*NSF / JSC

『Game Changer~パラスポーツで社会を変える~』プロジェクト

NOC*NSFがJSCと駐日オランダ王国大使館の協力を得ながら、東京都の3つの自治体(足立区、江戸川区、西東京市)と連携することで実現したプロジェクトです。誰もが活躍できる共生社会の実現は、東京2020組織委員会と日本政府が掲げている大きなテーマの一つでもあります。

NOC*NSFやスポーツ団体は数十年にわたり、パラリンピックや障がい者スポーツの分野において多くの実績を重ねてきました。その中で、スポーツが障がいのある人に自信を与え、社会進出を促し、そして障がいのある人とない人の接点を増やす契機となることを実証してきました。これらの一連のプロジェクトにより培われたノウハウに基づき、2017年以降、オランダの専門家が東京のスポーツクラブや学校、地方自治体に赴き、障がい者スポーツに関する知識や経験を広めてきました。同活動では特に「地域やスポーツコミュニティの強化」について重視され、障がい者のための主体的なスポーツプログラムが国内で運用されていくことを目指しています。

■オンライン会議のプログラム内容

内容

登壇者

開会の挨拶

ヘラルド・ディールセン氏
(オランダオリンピック委員会・スポーツ連合事務局長)

プロジェクトのアプローチと

協力関係について

リタ・ファン・ドリエル氏
(Game Changerプロジェクトマネージャー、国際パラリンピック委員会理事)

三自治体の区長および市長よりご挨拶(動画)

【足立区】 近藤 やよい氏
【江戸川区】 斉藤 猛氏
【西東京市】 池澤 隆史氏

プロジェクト参加者からの

プレゼンテーション

スポーツコンシェルジュ(スポーツ相談窓口)の担当者、総合型地域スポーツクラブの関係者、スペシャル・クライフ・コート担当の区職員、の3名

パラアスリートからのプレゼンテーション

日本:花岡恵梨香選手(パラ水泳)
江戸川区を拠点に活動中。東京以降のパラリンピック出場を目指している
オランダ:ヘルトヤン・スヘップ選手(Gert-Jan Schep) (パラ陸上競技)

研究結果の発表

アノーマ・ヴァン・デル・ヴェーレ氏(ライデンアジアセンター研究員)
・日本における障がい者の実情
・Game Changerプロジェクトが自治体や住民にもたらした影響
・これまでの振り返りについて

ラウンドテーブル・

ディスカッション

【ファシリテーター】リタ・ファン・ドリエル氏
【参加者】
足立区:安田真人(政策経営部経営戦略推進担当課オリンピック・パラリンピック担当係長)、
江戸川区:中町佑介(文化共育部スポーツ振興課障害者スポーツ係主査)、
西東京市:本谷美佳(西東京市生活文化スポーツ部スポーツ振興課主任)、の3名

閉会の挨拶

エステル・フェルヘール氏(オランダパラリンピック選手団長)

Game Changer, Adachi-ku
画像: ©NOC*NSF / JSC

■Game Changer 東京の歩み

2017/10/10 NOC*NSF、JSC、足立区、江戸川区、西東京市が、東京のオランダ王国大使公邸にて「Game Changer 協力覚書」に署名。
2017/11/4 パラリンピック卓球オランダ代表ケリー・ファン・ゾン選手と国際パラリンピック委員会(以下、IPC)理事リタ・ファン・ドリエル氏によるワークショップを東京足立区、江戸川区、西東京市の3自治体で開催。
2017/11/19~23 東京都の3自治体とJSCの代表を招聘し、ワークショップをオランダのアーネム(パペンダル、特別支援学校、リハビリテーションセンター)、ロッテルダム(陸上競技クラブ、ロッテルダム市役所、特別支援学校、コーフボールクラブ)で開催。
2018/6/25~29 オランダのパラスポーツ専門家マヨライン・デ・ブーア氏、ドルフ・ナイブルック氏、IPC理事リタ・ファン・ドリエル氏によるワークショップを東京3自治体で開催。
2018/10/8~12 IPC理事リタ・ファン・ドリエル氏によるワークショップを東京3自治体で開催。
2019/2/4~8 オランダのパラリンピアン車いすバスケットボールの世界チャンピオンであるマリスカ・バイエル選手とボー・クラメール選手、パラスポーツ専門家マヨライン・デ・ブーア氏、IPC理事リタ・ヴァン・ドリエル氏によるワークショップを東京3自治体で開催。
2019/7/1~5 オランダのパラリンピアンで欧州陸上競技チャンピオンであるマルレーネ・ヴァン・ガンセウィンケル選手とIPC理事リタ・ファン・ドリエル氏によるワークショップを東京3自治体で開催。
2019/9/16~20 東京都の3自治体とJSCの代表を招聘してワークショップをオランダのハーグ(ハーグ市役所、専門学校、武道クラブ、ライデン大学、障がい者スポーツクラブ、リハビリテーションセンター、ハンドボールクラブ、保健・福祉・スポーツ省)、アムステルダム(特別支援学校、スポーツセンター、オリンピックスタジアム、コーフボールクラブ)で開催。
2019/11/18~22 オランダのパラリンピアン水泳選手ゲルト・ヤン・スケップ氏、オランダのパラスポーツ専門家ヘレーン・ムース氏、IPC理事リタ・ヴァン・ドリエル氏によるワークショップを東京3自治体で開催。
2020〜2021

東京都の3自治体の代表者、JSC、オランダのパラスポーツ専門家とのオンライン・ワークショップを毎月開催。新型コロナウイルス対策による制限はあるものの、
東京の自治体での活動は現在も継続しています。

例えば足立区と江戸川区に「スポーツサービスポイント」相談窓口を設置し、障がいのある人が自分の住むエリアでスポーツを楽しめる場所を探すお手伝いをしています。また、西東京市では障がいのある人とない人が一緒に歩く「ウォーキングチャレンジ」をトライアル実施し、学生や教職員、ボランティアを対象にしたワークショップなども行なっています。
2020/11/1 足立区はヨハン・クライフ財団の協力を得て、障がいの有無に関わらず、安心・安全に誰もが一緒になってスポーツを楽しめる「スペシャル・クライフ・コート」を区内に開設しました。
2021/5/16 NOC*NSF、JSC、東京都の3つの自治体(足立区、江戸川区、西東京市)は、「Game Changer 協力覚書」を更新する調印式をオンラインで開催しました。
これら5つの団体は、継続して連携することを確認、プロジェクトの期間を2022年3月31日まで延長しました。
Game Changer, Adachi-ku
画像: ©NOC*NSF / JSC

【お問い合わせ先】

駐日オランダ王国大使館

広報・政治・文化部
TEL : 03-5776-5404 
E-mail: TOK-PPC@minbuza.nl

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